2011-11-13

サプライズ


『幸福も不幸も長くは続かない‥
それでも生きていく』

そんな言葉で締めくくられた
一遍の小説を読み終え
そっと本を閉じ、戸外に出た

いつも通る道の、ありふれた場所で
ふと足元をみると
六枚の葉をつけたクローバーが
目に飛び込んだ

四つ葉でさえも見つけたことはないのに‥

こんな小さなサプライズが
心を静かに潤してゆく
このささやかな潤いを
幸福と呼ぶのかもしれません










ご訪問ありがとうございます。
「」の言葉は、桜木紫乃さんの著書『ラブレス』より引用しました。
心に染みいる誠実な作品でした。

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