寺に続く道は
雨上がりの叙情を奏で
うたかたの晴れ間に
紫陽花は歓びの露を
はらりと落とします
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長い眠りから覚め
少しずつ
瞳を開けながら
この世界が
良い場所でありますようにと
願う、牡丹の
こころ
露店に並ぶ売り花の
今を盛りの、鮮やかな色合い
嫁ぐ日を待つ乙女のように
今が一番美しい瞬間(とき)
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旅の幸せは
なぁ~んにも考えず
ここに留まっていたい
と、思うこと
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房総半島を散策してきました。
凪いだ海、鮮やかな花々、美味しい食、
この地の自然は心の保養ですね^^
サンタさんから
プレゼントをもらう日が
祈りの日であることを
小さき者は
まだ知らない
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振り向くと、秋は
いつの間にか
そこここを
黄金に染めていた
都度、足を止め
やらかな紅葉の始まりを
ひろいます
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寿ぎの光に包まれた
薄翅のヴェールが
不安と緊張で微かに揺れる
きっと大丈夫
ここまで
生きてこれたのだから
これからも
きっと大丈夫
あなたなら。。。
母より