パーキングの最上階で

 待ち合わせ場所は

立体駐車場の最上階だった

人気のない、ただ広いだけのその場所を

あの人はなぜ選んだのだろう

何もかもgrayに覆われた世界の中で

ひとりたたずんでいると

あの人は、とても悪い知らせを

運んでくるような気がした

降り出しそうな雨の気配

不吉な予感　

世界が終わる時は

こんな感じかもしれない、と

ふと思う　

漠とした不安を抱え

このまま時間が止まってほしいと願う

6月、パーキングの最上階で

昨日、立駐の最上階に上がった時、遠い昔の記憶が蘇って　

「こんな事もあったな」って思いだしました。悪い知らせって、なんとなく予感がしますよね‥

そしてそれは往々にして当たります。ここ花。