2011-09-15

必要な鈍さ



『超訳 ニーチェの言葉』より 

いつも敏感で鋭くある必要はない
特に人との交わりにおいては
相手のなんらかの行為や考えの動機を
見抜いていても知らぬふうでいるような、
一種の偽りの鈍さが必要だ

また、言葉を出来るだけ好意的に解釈することだ
そして相手を大切な人として扱う
しかしこちらが気を遣っているふうには決してみせない
相手よりも鈍い感じでいる
これらは社交のコツであるし
人へのいたわりともなる

~「人間的な、あまりに人間的な」から~










昨年話題になった『超訳 ニーチェの言葉』の中の
「必要な鈍さ」を読んでいて、ふとイメージしたのは
今は亡きピーター・フォークが演じた“コロンボ刑事”です。
優秀なのに、どこかとぼけた人柄は、私の理想でした。
相手よりも鈍い感じでいる‥
これは社交の極意なのかもしれませんね。

4 件のコメント:

  1. 奥深い言葉です。
    一生をかけて、実践に向かうような目標です。

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  2. はじめまして、“今この一瞬を”さん。

    社交のコツは、人へのいたわりなんでしょうね‥
    ニーチェの言葉は、短い中にも奥深いものがありますね。
    コメントありがとうございます(*^_^*)

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  3. 全くその通りだと思います。
    本日痛感しました。
    この言葉で救われた気分です。

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  4. onbuserowさん、コメントありがとうございます。

    ニーチェのこの言葉には
    私もとても感じるものがありました。
    自分自身のちっぽけなプライドもあって
    人より鈍くいる、とうことが
    上手くできるようになりたいです。

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宜しかったら、どうぞ…φ(..)